11/25、PFUのScanSnap Cloud発表会に行ってきた
ひとことで言うと「書類を楽に片付けるためのサービス」かなと。
11/25に秋葉原で行われたPFUの新製品発表会に行ってきました。
実際には新製品ではなくて、新サービスだったんですが。
#新サービス「ScanSnapCloud」って何?
大雑把に言うと「ユーザーの手作業をクラウドに代行させる」というサービスです。
ユーザーは書類をスキャナに読ませるだけでOKで、以下の作業をクラウドが肩代わりしてくれます。
- 傾き、向きの補正
- 用紙サイズの判定
- 白紙ページの削除
- カラー/白黒の自動判定
- ファイル名の付与
- 書類を判別して、各種クラウドサービスへ振り分けてデータの保存
バックエンドにはMicrosoft Azureを使ってることが公開されています。
クラウドサービスは多々ありますが、「どこのサーバーを使ってる」というのを明示してるのって珍しい気がします。
現地にもマイクロソフトの担当者がきてましたが、OneDriveよりもAzureを使ってることの方を推したがってました。
それだけ自信があり、規模のあるシステムに採用されたことへの自信があるのかなと思います。
ちなみに現在対応している・対応を予定しているサービスは以下です。
発表会では11種類について公開されています。
- Dr.Wallet
- クラウド会計ソフト freee
- (12月上旬)MFクラウド会計・確定申告
- STREAMED
- Eight
- Dropbox
- Evernote (ただしEvernote Businessはサポート対象外)
- Google Drive
- OneDrive (ただしOneDrive for Businessはサポート対象外)
- Google Photos
- (2016年)弥生会計
- (未定)A-SaaS
- (未定)Moneytree
- (未定)MerryBiz
#誰が幸せになれるか?
自分が思うに以下の様な人は、使うと幸せになりそうです。
- 経費管理でラクをしたい「経理」
→連携する経理系サービスが豊富だし、おそらくメインのターゲット。 - 書類を自宅に貯めこんでる「めんどくさがり屋」
→SSCのメリットはとにかく手間がかからないこと。書類をスキャナにセットしてくれさえすれば、後はクラウドがやってくれます。 - スマホでレシートや書類を撮影してた「マメな人」
→撮影して整理してとマメにしてた人なら、スキャンするだけっていうのは劇的なものに感じられるはずです。省けた手間の分だけ他のことができますよ。
#自分はどうするか?
すごく便利そう、ScanSnapいいなあ、と思いました……が。
自分には不要そうで、買わなくてもいいんじゃないか?とも思いました。
というのも、折角の機能、自分は全然使わないんです。
- 書類は全部Evernoteに入れてる。
→Evernoteアプリでスキャンしてる。
→→振り分け機能がいらない。 - ADFで連続的に処理できる。
→枚数が少ない。たいていの領収書は紙っペラ1枚。
→USB接続のドキュメントスキャナならADFついてるのを持ってる。 - 自動で補正をしてくれる。
→書類ならEvernoteでも自動補正してる。 - 財務系のアプリと連携できる。
→使ってるのはMoneytreeのみ。カードがメインで現金払いがほぼない。
→→手入力で間に合う。
というわけです。
そういう状況なら、わざわざスキャナを買うほどじゃないなと。